みなさんこんにちは。
今回は、”初見問題が解けない”というテーマで話していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
試験になると解けない
参考書であんだけ勉強した範囲なのに、本番になると解けないないという
悩みを抱えている人は少なくありません。これは特に数学を勉強している人に多い話で、
いわゆる初見問題が解けない、という話です。
なぜ、授業や参考書でたくさん勉強したはずなのに、数字が変わったり聞かれ方が変わった
だけで解けなくなってしまうのでしょうか。
それは、普段の勉強で自分の解答に対して、「なぜその答えを選んだのか」
「なぜそのタイミングでその公式を使ったのか」といった根拠を説明できていないからです。
根拠を説明するとは
では、この「根拠を説明する」とはどういったことなのでしょうか。
例えば、英文法の4択問題で、正解の選択肢を一つ選べという問題を解くとします。
ここで1番ダメなのは、答えが3番ということだけを確認して、できたことにしてしまうことです。
これは答えを暗記しているだけなので、勉強ではなく作業です。
次になぜ3番が正解なのか、解説を読んで理由を説明できるようにする勉強法も、
残念ながら作業の内に入ってしまいます。
ここでいう正しい勉強法は、なぜ3番が正解なのかの理由を説明できるようにするだけでなく、
他の選択肢がなぜ間違いなのかまでを説明できるようにするということです。
例えば、「この問題の文章は〇〇なので、答えは3番です」と解答の根拠まで
説明できたとしても、「じゃ1番はなんでダメなの?」という質問に答えられなければ、
その問題は「なんとなく正解した」部類に入ってしまいます。
「1番はこういうでダメ2番はここが違うからダメ」というように
他の選択肢がなぜダメなのかの根拠も説明できて初めて勉強した、と言えるのです。
この勉強法を実践していくと、「今は不定詞の勉強をしているからtoがついている
2番が正解かな」といったような意味のない作業時間がなくなり、確実に初見問題が
解けるようになります。
そしてこの勉強法は、英文法に限らず全ての科目に応用することができます。
数学の初見問題も解ける
これまで話してきた勉強法を、数学にも当てはめて考えていきましょう。
数学の問題を解くとき、「今は三角関数の勉強をしているからこの公式を使おう」
と無意識のうちに問題を解くことが作業になっている場合があります。
数学で問題を解くときは、「この問題ではAの角度を求めればよくて、
今わかっているのはaとbの辺の長さとCの角度で、これらを使ってAの
角度求めるためにはこの公式を使う必要がある」といった感じで、
自分の頭の中を他人に説明できるようにしてください。
こうすることで、初見問題に遭遇したときも「聞かれていることはこうで~、
これを求めるためにはこの情報が必要だからまずこの公式を使って~」
というように、パニックにならず冷静に解く力が身についていきます。
重要なのは、自分の解答に対して根拠を説明できるか、です。
まとめ
今回は、”初見問題が解けない原因”というテーマで話してきました。
解答の根拠を自分の言葉で他人に説明できるか。
英語、数学に限らず、あらゆる勉強に応用ができるので、試してみてください。
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