現代文を勉強することは将来何の役に立つのか

悩み

みなさんこんにちは。

今回の記事では、”現代文は将来なんの役にたつか”というテーマで話していきたいと思います。

ぜひ最後まで読んでみてください。

なぜ現代文を勉強するのか

小学校に入学してから高校卒業まで、ほとんどの人はこの現代文という科目と

向き合うことになります。難しい言葉を使って、何を言いたいのかもわからない文章を

読み、どうやって勉強すればいいのかもよくわからない現代文は、多くの人にとって

邪魔な存在であり、たしかに将来役に立ちそうもありません。

しかし、現代文をできるようにするための勉強法や、現代文の解き方、というものは

実は将来めちゃくちゃ役に立ちます。

どのように役立つのか、具体的に紹介していきます。

何が言いたいのかが分かるようになる

日々生活をしていると、「この人話長くて、結局何が言いたかったんだろう、、」

みたいな人に遭遇することがあると思います。校長先生の話なんかが分かりやすい例で

誰もが「早く終わってくれ!」と心の中で思ったことでしょう。

しかし、校長先生だってただ雑談をするためにみんなの前で話しているわけではありません。

何かをみんなに伝えたくて話しているのであり、私たちはその何かを理解できれば

いいということになります。

例えば、卒業式で20分話し続ける来賓の人の話も、「卒業おめでとう、これから大変だと思うけど頑

張って」というメッセージを伝えたいだけなんです。この1文を難しい言葉で回りくどく、自分の体

験談も混ぜながら話されるため、「結局何が言いたかったの?」となってしまうわけです。

しかし、これから生きていくうえでは、この来賓の方のような話を理解しなくてはいけない

場面がたくさんあります。大学の講義、会社のプレゼン、クライアントの要望。

話が長くて難しくても、「結局この人は何を伝えたいのか」がわかれば、

コミュニケーションも円滑に進み、さらには自分が話すときも短く、的確に

自分の伝えたいことを伝えられるようになります。

そしてこれらのことをできるようになるためには、現代文の勉強をする必要があるんです。

現代文という科目

そもそも現代文という科目は、筆者が何を言いたいのか、を探して理解する科目です。

例えば本文で「万引きをすることは良いことだ」と筆者が言っていたのであれば

万引きは良いことだと書いてある選択肢が正解となります。「いや、万引きは犯罪だから

ダメでしょ」という自分の意見を言うのは小論文であり、現代文という科目では自分の

意見や常識は必要ありません。あくまで本文に書いてるか、が重要となります。

筆者の主張をつかむ方法

では、筆者が何を言いたいのかを理解するには、どのようにすればいいのでしょうか。

まずは、「しかし」や「けれども」のような逆説に注意して読んでみましょう。

逆説が重要というのは聞いたことがある人も多いかもしれませんが、

なぜ重要かを答えられる人は少ないのではないでしょうか。

そもそも、現代文の筆者は当たり前のことを言うためにあんな文章を書いてるわけ

ではありません。「私は万引きをしてはいけないと思う」と述べたところで

そんなんことは小学1年生でも知っていることであり、わざわざ文章にする必要は

ありませんよね。そうではなくて「みんな知らないと思うけど、万引きって実は

良いことなんだよ」みたいに、誰もが知らなかったり勘違いしていることについて

述べているのが現代文なんです。だから、「一般的にはこう思われているよね、

けれども実際はこうなんだよ」というように、逆説の後には筆者の主張が隠れているんです。

そして、現代文は筆者の主張がつかめれば正解できるので、逆説に注意して読めという

ことになるのです。

具体例は無視していい

筆者の主張をつかめばいいということと、その主張がどこに書いてあるかはなんとなく

理解できたと思います。では、なぜ現代文はあんなにも長い文章になっているのでしょうか。

それは、筆者は自分の主張をみんなに納得させるために、データや経験談といった

具体例をたくさん示す必要があるからです。

「実は万引きしてもいいんだよ」といったところで、みんなが納得しなければ

それはただの独り言です。「我が社のイヤホンはすごくいいので買った方がいいですよ!」

と主張だけしても、買おうとは思いませんよね。「ワイヤレスでノイズキャンセルができて

他者の商品よりも安くて、満足度も高いというデータがあります。」という具体的な理由が

あって初めて買おうと思うわけで、これは現代文でも一緒なんです。

「自分の主張はこうで、例えばこんなデータがあってこんな経験があります」

と具体例をたくさん示すことで、読み手を納得させようとしているのです。

つまり具体例は筆者の主張の理由が示されているだけなので、筆者の主張さえ分かっていれば

時間をかけて読まなくてもいいということになります。

現代文の勉強は役に立つ

ここまで、現代文の勉強法を中心に、現代文を勉強することは将来役に立つか

というテーマで話してきました。

結論、現代文はめちゃくちゃ役に立ちます。

理由はこれまでに述べてきた通りで、相手が何を伝えたいのかを的確に理解する力や

自分の主張を相手に納得させるといった生きていくうえで必須の力が、現代文を勉強

することによって身につけることができるからです。

みなさんもぜひ、現代文と向き合ってみてください。

コメント

  1. みきや より:

    青山学院大学志望です。
    コロナ影響でオープンキャンパスに行けなかったのですが、穴場学部などはありますか?

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